ヨーロッパの木のおもちゃ「プラス10」。集中力、算数力がUP。赤ちゃんからどうぞ。

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プラス10

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「プラス10」というおもちゃ。シンプルです。でも、1つのおもちゃとしては1番人気。きっと、子どももそれで遊んでいるという意識はないと思うんです。でも、いつでもそこにあって、いつも触っている、そんな感じ。ヨーロッパの木のおもちゃ、最初何にしようかと思ったら、ぜひこの「プラス10」をどうぞ。

間違いなく我が家で一番触られたおもちゃ ヴァルター社「プラス10」

一応最初に言っておきます。買う前に

はっきり言っておきます。親の忍耐は必要です。それなりに。これをおもちゃとして使っている間は、ず~っと「もう~っ。」ってなります。

理由?

お子さんに買ってあげたとたんに、わかります。説明するほどではないのですが、もしかしたら後悔する方もいるかと思うので。

私?「あ~あ。」くらいは日常茶飯事。

形はシンプル これおもちゃ?

長細い土台のところから、10センチほどの棒が5本突き出していて、それぞれにカラフルな輪っこが10個。それだけ。

知らない人が見たら、「おもちゃ」じゃなくて算数の教材かと思いますよ。足し算とか引き算に、分数のイメージにも使えますよね。

でも、この20年間。少なくとも我が家のプラス10は教材としては全く出がありませんでした。

プラステン
by カエレバ

子どもは大好き「プラス10」

おもちゃはいっぱいあるのです。我が家。昔は、おもちゃ部屋があって、今はおもちゃコーナーが健在です。

それで、20年間ず~っと、プラス10は置いてあるわけです。

このプラス10、すぐわかるんですよね。遊んでいるかどうか。だって、バシャーンという音がするんですもの。

1歳前後の時は、そのバシャーンが面白いんですよね。とにかくひっくり返してしまう。

半年ほどして、突き出た棒に入れ始めます。ひたすら棒に入れていく。どんどんどんどん最後までちゃんと入れます。とうとう全部を入れて、もとに戻せたとき、うれしいですよ~!うれしいのは、赤ちゃんの方じゃなく、親ですけどね!

そしてバシャーン。その繰り返し。

でも、間違いなく集中力は付きます。

そして輪っこは旅に出る

何がおもしろいの?ですけど、飽きるまでやっています。それで、きれいに全部入れてやめてくれたらいいのですが、そうはいきません。

大体途中で飽きて別のことを始めます。親もずっと相手をしているわけじゃないから。

そうするとどうなるか?おもちゃだらけにしている間に、コロコロ転がってこの丸い輪がどこかへ行ってしまうんです。

家具の間とか、おもちゃ箱の中とか。ソファの微妙な隙間とか。赤ちゃんだとハイハイして自分で運んじゃいますよ。そしてボックスの中とかにポトリ。

どうにも見つからないので、その場合は、木の大型ビーズを入れ込むことにしていました。直径3センチでまん丸のものだったり、平べったいようなものだったり。真ん中にちょうど穴が開いていて、ちょうど入るんですよ。

50個ありますからね。部屋を散らかすのは我慢ができない、という人は、「仕方がない」と思うお勉強のつもりでいかがでしょうか。

やがて色別に

更に半年後、2歳以降になって色の感覚が出てくると、赤、黄、緑、青、木の色。合計5色を意識して戻すことができるようになります。

とはいえ、男の子のほうが無頓着。女の子の方が色にこだわってきれいに戻しますね。ヒモに通してネックレスみたいにしたりもするのですが、男の子は・・・?「きれいにできたよ!(色が)」なんて、まず言わないです。女の子はすごい。「見て、見て」攻撃してきます。

そう言えば、性差って何歳から出てくるのか・・・とか議論がありますが、見ていると、最初から全然違いますよね。赤ちゃんの時からかなりの数の男の子女の子といっぱい遊んで長時間過ごしてきましたが(コンドミニアムという高級長屋に住んでいましたので)、言葉を理解する前で既に全然違っていて。一姫二太郎、納得・・・って思います。

ごっこ遊びや積み上げゲーム、だるま落としも

もっと大きくなると、お金の代わりに使って「ごっこ遊び」。

そしてもっと大きくなってやっていたのは「積み上げゲーム」や「だるま落としゲーム」。これができるようになるのは、3~4歳以上でしょうか。積み上げゲームは、失敗すると悔しくて泣いちゃうかもしれません。

積み上げゲームのやり方

順番で輪を積み上げて行って、崩れたほうが負けという単純なものです。でも、ただでさえ50個もあるのでそれなりに大変ですが、知恵が付いてくると、当然相手を妨害しようとどんどん変なふうに積んでいき・・・とそれなりに面白いゲームになります。

だるま落としゲームのやり方

十個以上の輪を積み上げておいて、一番下の輪だけ飛ばします。それで何事もなく倒れなければOK。ただ、これは輪の高さが低いので、飛ばすためのものはハンマー状のものでなくても(まれに工具でお持ちの方いらっしゃいますけど)、おハシでいいかと。

算数でつまづいたら使ってみて

小学校の算数でつまづくのは、珍しいことではありません。数字と言うのは概念なんです。それが理解できなくて困ってしまう子は多いのです。それを具体的に目で見せてあげる。

足し算、引き算、掛け算、割り算、それぞれに使えます。

息の長いおもちゃです。プラス10

息子には、何人もいとこがいますが、その子たちもこのプラス10で遊んできました。まだ小学生の子もいますので、本当につい最近まで。

この木の輪っこが散歩に出てしばらく戻ってこなかったときもありましたけれど、今、全部そろっています。日本で買って、マレーシアに渡り、東京へ。そして、この田舎の家へ。あっちこっち行って、何人の子どもの手に触れたかもわからないくらいいろんな子に触られて。今は、孫の代で使われるのを待っています。

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