7時間半睡眠やめて1年。6時間睡眠でも睡眠負債なし。アラフィフです

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眠っている赤ちゃん

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(2017-06-21更新)

「睡眠負債」最近聞きませんか?

ちょっと強い言葉ですね。私もドキッとしました。アラフィフですから、若い時ほど健康に自信はありません。

「やっぱ7時間半睡眠しないといけないの?」「成長ホルモンは夜の10時から夜中の2時までに出やすいからその間は寝たほうがいいのかしら?」

でも、不思議なことがあるんです。元気なお年寄りって、けっこう無茶苦茶な人もいるって。必要な睡眠時間はそれぞれの個性なんですね。

「睡眠負債」は全員に適用か?

睡眠時間を意識しない元気なお年寄り

長寿で元気、ということで頭に思い浮かべるのは、医師の日野原重明氏と前衛芸術家の草間彌生氏。

2人とも、睡眠という点ではお手本にはなりません。やることが多くて多くて寝ていないからです。

日野原重明医師は、今でこそ睡眠時間を6時間にしたという話ですが、100歳前の数年前まで4~5時間くらいしか寝なかったといろんなインタビューで答えています。きっと夜は書くことに忙しかったんですね。徹夜も週に1回くらいあったと。

草間彌生氏はも夜中の3時ごろまで書いていて、朝の9時にはまた書き始めるという生活で「死ぬほど疲れる」。それでも医師は88歳の草間彌生氏に、あと30年は元気だと言ったか。これは、最近の朝日新聞の特集記事にありました。あの真っ赤な髪の毛を見ているだけでこちらも元気をもらえそうですが。

睡眠時間が少ないということが寿命に関係していない人たち。

母もやっぱり80代後半ですけど、ず~っと6時間睡眠です。それ以上寝ていると腰が痛くなるとか。夜も12時過ぎまでいつも電気が付いています。漬物とかに凝り出すと、1時過ぎもざら。朝だって早い。農家ですから。お昼寝を30分くらいすることもありますが、いつもではありません。

短睡眠でも睡眠負債になっていかない元気なお年寄り。どうやらご飯も少なめに取っているようだし、でもみなぎる生命力。なんでしょう・・・一体。

睡眠時間を調査した有名な2つのデータ

何時間睡眠が良いかという話をするときにまず出てくる有名な2つのデータ。

玉腰暁子教授(現北海道大学大学院教授)らの共同研究グループによる発表。注1

カリフォルニア大学のDaniel Kripkeらの研究グループによる発表。注2

結論から言うと、ベストの睡眠時間は、7時間

①も②も7時間睡眠(6時間半以上~7時間半未満)の人の死亡率が最も低いという結果が出ています。長くても短くてもいけない。

最も死亡率が低いのは7時間睡眠の人。でも・・・ん~

さて、データを私なりに考えてみます。

短睡眠について

5時間以下の睡眠ということになると・・・

「何かの病気だから、眠らないんじゃなくて、眠れないんでしょ?」

心の病気とかストレスとか自律神経系の病気とか。眠れなくなりますよね。自分の意志に関係なく。

長睡眠について

9時間以上寝るのも・・・

「具合が悪いから、寝ているのでは?少なくとも、そういう人、含まれているでしょう?」

普通に考えると、短睡眠も長睡眠もそうなると病人の割合が多いはず。だから平均値が悪くなるのはある意味当たり前。あくまで、私の実体験からの推測です。

「睡眠負債」?私 さら の場合

実は私、1年半前に6時間睡眠に変えました

1年半くらい前に、確かにこの6時間半という数字をどこかで読んだのです。

それで、「えっ?7時間半がベストなんじゃないの?」と。

いきなり変えました。最初は、6時間半にしていたのですが、やがて6時間になってしまいました。

そもそも私はなぜ、7時間半睡眠と思い込んでいたのでしょう?

それは、単純に90分という睡眠サイクル×5時間。もはや私には呪縛みたいなものでした。

ところが、そんなに必要ない?と認識した途端、大丈夫と思えてしまった・・・。あらら・・・。

ちなみに、仕事が忙しくて、でも趣味の時間も欲しくてとなると、眠っている場合ではなかったということが睡眠を削る最大の原因です。

心配だったのは、1日100キロの運転でした。さてどうなったでしょうか?

1年半6時間睡眠をやってみて変わったこと

「なんということでしょう!」もうこの言葉しかありません。

「スッキリ!」会議で居眠りすることもなくなっていました!

朝も「スッキリ!」

気になっていた運転。これも以前より全然眠くなりません。途中で眠くてクラクラする、ということは減りました。

土日も寝坊をしません。本当に寝坊なんかしていなのに、夫や息子から未だに朝寝坊と思われているのがしゃくです。

あの人生を支配していた7時間半睡眠信仰は何だったのでしょう・・・???

睡眠負債 それでも私も危ないの?

そこへ来て、この「睡眠負債」。

ちなみに、6時間にして何か健康上問題になったか?

今のところ、健康診断上の異常はありません。医師に数値の良さを感心されます。問診をしてくれた医師から、どういう健康管理をしたらこうなれるのですか?と逆に質問されました。

とりあえず、犬と散歩しているので・・・と答えておきますけど。これは、遺伝じゃないかなあ・・・と本当は思っています。

長寿の家系ですから。両親の親(つまり私のおじいちゃんとおばあちゃん)4人とも全員90歳以上まで生きたので。確か、そういう人は遺伝的に長生きするというデータをずっと以前に見ました。

でも、自分の寿命なんてわかりません。

蓄積されているのかなあ・・・と一抹の不安。やっぱり呪縛から抜けきれません。

そうそう、先ほどの①と②のデータについて、研究者は、7時間睡眠にすればいいというデータはないと言っています。

もともと7時間睡眠の人が長生きというのは正しい。でも、もともと8時間睡眠の人が7時間にすればもっと長生きできるというデータではない、ということです。似て非なる・・・

(追記)

NHKスペシャルの「睡眠負債が危ない」を見ました。

実験をしていました。以前同じ実験を見ましたので、オーソドックスな実験なのでしょう。

その人独自の睡眠時間を測るため、外界から音や光を遮断して、自然に目が覚めるまで眠るというもの。

今回は、その差がいつもの睡眠時間と2時間以内なら、睡眠負債の危険度は低いと判断していました。でも、疲れてでもいない限り、6時間睡眠の人が8時間以上は寝ないような・・・。

さて、やってみましょう♪ 疲労度によって違う気もするので、あまり疲れていない普通の日がいいのかな・・・

まとめ

  • やることが多すぎて睡眠時間を十分に取らないお年寄りたちがいます。
  • 睡眠時間を調査したデータによると最も死亡率が低いのは7時間睡眠(6時間半から7時間半)の人。
  • 実は私、1年半前に6時間睡眠に変えました。私にとっては、7時間半眠らなきゃと思っているより、6時間睡眠で十分と思うことが良かったのではないかと思います。体の調子は良いですから。
  • 結局、睡眠時間についていろいろ言われますが、やりたいことがある人は睡眠時間を気にしなくても良いのではないでしょうか?とはいえ、データ的に最低時間は6時間。日野原重明氏も草間彌生氏もその位は寝ているようですし(今は・・・)。

注1(睡眠時間と死亡との関係 論文は2004年発表)1988~90年全国45地区約11万人を対象としたアンケートをもとに、約10年間追跡をし睡眠時間と死亡率との関係性を発表。

注21982年から1988年まで100万人以上を対象。睡眠時間と死亡率との関係の追跡調査結果を発表。

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