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(2017年6月19日更新)
2017年4月の有効求人倍率1.48倍。バブル期のピーク時1.46倍を超えています。好景気?
残念!この数字は非正規雇用が押し上げた結果。40代50代つまりアラフィフは、非正規では雇ってもらえても、正社員としては厳しい・・・と、そういうことです。
でも転職したいなら、行動することが大切。まず、何を優先するか考えてみると良いですよ♪
大卒就職活動、今年は売り手市場だとか。学生は何を基準に会社を選ぶ?
企業の就職面接が6月1日解禁しました。経団連に加盟する企業についてですけど。
売り手市場だと言われています。
売り手市場ということは、学生が企業を選べるの?自分の意志で選べるのなら、どんな会社に入りたいの?
気になります。でも・・・
今は、大学卒業して入社しても、3年以内に3人に1人が辞めてしまう(大卒者で31.9%も!)。人手不足倒産まで起きているという話です。
なぜ辞めてしまうの?アラフィフのさらから見ると、もったいなくて仕方がありません。
理由は・・・1番多いのは「労働環境の悪さ」だとか。
仕事に就く時、仕事に何を求めるかは、アラフィフであってもきちんと考えたい
「労働環境」は大切。でも仕事選びでの優先順位は・・・?
「環境」って職場が汚いとかそういうことじゃなくて・・・。(そういうこともある?)
「残業がない」とか「福利厚生がしっかりしている」とか。
ところで、ブラック企業というのは、労働環境が悪い企業のことですよね。言葉が定着したとはいえ、どこからがブラックか、私の中ではどうもよくわかりません。
例えば、どんなに働いてもそういう仕事なんだから残業なんていう考え方はないよ、と言われてしまう医師や教員。でも、長すぎでしょう?労働時間。ブラックでないなら一体・・・?
とは言え、「環境」の悪さが転職理由になっていることには、違和感を感じてしまいます。ライフスタイルを維持することが最優先という学生が年々増えているという話を聞くと残念・・・。私だけ?
「やりたい仕事ができる」のは大切ですよね?
アラフィフの今だからこそ思います。高層ビル内のオフィスで、みなりをきれいに整え、9時から5時まで仕事をする。確かに素敵です。でも、多くの人はそういうことは夢ではなかったですよね?
スポーツ選手になりたい、ダンサーになりたい、弁護士になりたい、医者になりたい、看護師になりたい、教師になりたい、保母さんになりたい、美容師になりたい、介護士になりたい・・・。
子ども達に「将来何になりたい?」って聞いた時に返ってきた答えを思い出して書いているのですが、これを書いていて思うのは、どの仕事もかなりきつい仕事だということ。3Kだらけです。
そもそも9時5時の仕事でなかったり、休みがいつとれるかもわからなかったり、休日返上が日常茶飯事だったり、夜勤があったり、体力的にきつかったり。給料も労働の割にはかなり低く抑えられていたり・・・。
かなり大きくなって、仕事の実態がわかるようになってきても、こういう仕事に就きたいと思う人は多いですよね。
それなのに、大学生が就職先に求めるものは・・・。
マイナビの就職意識調査の結果(対象は大学生15,621名)を見てみると
大変ですよ!ここ10年の動向を見ると、「自分のやりたい仕事」が年々下がり、上がってきたのが「安定」。そして、「働きがい」より「給料の良さ」。「2018年卒マイナビ大学生就職意識調査」より
あなたが企業選択をする場合、どのような企業がよいと思いますか(2つ選択)
■【就職観】仕事と私生活の両立を重視する学生が5年連続で増加。理系女子では初めて首位に
学生の就職観の1位は前年までと同様「楽しく働きたい(29.7%、前年比0.2pt減)」だった。2位の「個人の生活と仕事を両立させたい(26.2%、前年比1.7pt増)」は、2013年卒調査から5年連続で増加傾向にあり、1位との差は徐々に縮まっている。
就職氷河期ではありません。今は。それなのに、やりたい仕事とか働きがいとか仕事の内容にこだわりを持つのではなく。
安定とか給料の良さとか、それで働く会社を決めてしまっていいんですか?仕事に、生きがいをあまり求めないということでしょうか?
それでも自分がやりたい仕事を最優先にしたい。青いのかなあ・・・
アラフィフは、すでにいろんなことを知っています。世の中が甘くはないということも。しかも、お金が必要な年代ですから、自分のやりたい仕事なんてどうでもいい。本音ですよね・・・
マイナビの調査結果は、大学生に対するものです。でも、その子たちに影響を与えているのは、きっと親世代ですよね。つまりアラフィフの就職観でもあると感じます。。
「給料とか安定は大切よね。仕事のやりがいなんて・・・働きすぎはダメでしょ。やりたい仕事をするというのはカッコいいことだけど、ワークライフバランスを考えないと。」
給料とか長く働けそうということで仕事を選ぶ、それは現実としてはそうなのですが、それでも膨大な時間をその仕事のために費やすことを考えたら、やりたい仕事ということを考えずに仕事を選んでいいのかどうか。
転職をよい機会としてもう一度ここで考えてみようと思います。
有効求人倍率1.48って?不利な状況をバネにして
転職がしやすいかどうかの指標になるのはこの数字です。4月の有効求人倍率1.48倍!
1.48倍ですよ!驚き!でも、単純に明るい話題として報道されてはいません。0.94倍。この数字があるからです。実は、これが正社員の有効求人倍率。
1.48倍は、いろいろな形態を含めての求人倍率です。バブル期のピークも、1.46倍なのに。でも、バブル期は、正社員の求人が多かった!今はパートばかり。あくまで企業が欲しいのは非正規社員。長く雇い続ける自信はないから、今だけ雇いたいということです。
景気が良いわけではない・・・。きっと。
ということで、厳しい転職活動です。だからこそ、「何でもいい」ではなく、これだけは譲れないという部分を考えに考え抜いて、モチベーションを保ちながら活動しないと♪