中1ギャップどうする?中学初めての定期テスト前に親ができること。

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真剣 勉強

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2017-06-22更新 この記事は4分で読めます。

楽しいゴールデンウイークが終わると、3学期制の一般的な中学校では、中間テストまで1~2週間というところでしょうか。中学1年生は初めてのテスト!お父さんお母さんも一緒に勉強してはいかがでしょうか?

ゴールデンウイークが終わると中学生は中間テスト準備

あと10日ほどで

夕方、隣市の中学校の横の道路たまたま車で通ったら中学生がいっぱい校舎から出てきました。その多くは自転車に乗っていたので大変な騒ぎです。今は自転車の規則がとても厳しくなって、車道を走らなければいけないのですが、これだけ大量になると原則を守らせるのは大変だなあというのが実感です。

それにしてもまだ5時前。帰宅するのはちょっと早いんじゃないかなと思いよく見てみると全員がなんとなく中学生にしては小さいような・・・。制服を着ているので中学生には間違いないのですが、小柄です。

そうか1年生か。

1年生はまだ部活見学期間で、活動は基本的にはないようです。少しだけ見学して、見学者全員一斉下校といったところだったようです。

部活動がなくて、ある意味ラッキーだと思うのは、1年生にとって初めての定期テストである中間テストはどうやら10日ほど後に迫っているからです。

中1ギャップ、あまりギャップになりませんように

「中1ギャップ」という言葉、もうみんな知っています。

中学1年生は、大変です。親として、教員として大変だなあと思います。

小学校から中学校に入って、どんな変化に対応しなければならないか挙げてみましょう。

●今まで自由だった服装が、制服着用。(窮屈。しかも最初ぶかぶかだったり動きずらそう・・・)

●給食の量が多くなる。(個人差が・・・。無理することもないけど小さい子は大変。)

●教科担任制。(小学校も専科の先生の授業が増えていますけど、中学校に比べたら・・・。先生の性格もいろいろで、授業のやり方、評価方法もいろいろで混乱しないほうが不思議なくらい。)

●授業が長い。基本形は、小学校45分。中学校50分。(たった5分ですが、この差大きい!)

●各教科から出される宿題が増える。

●部活動が始まる。(特に運動部の場合、体力的に大変。人間関係も。)

●定期テストがある。(あ~あな感じ。自分の位置付けがはっきり。)

●成績の評価がシビア。◎とか〇でなく、数字で示される。(最初の通知表をもらうときの緊張感は・・・)

ざっと考えても、これくらいはあります。

このほかに、4~5月はまだのんびりと構えている人も、いざ中間テストが終わって、中学校での現実を知ると、塾通いなどさらに生活が変化してしまう可能性が・・・。部活動も本格化します。

繊細な時期とかぶって

大人たちは、自分たちも何となく通ってきた道なので、こんな大きな変化も、大きな変化と感じないかもしれません。実際、それで過ごせてしまう場合が多いのも事実です。

でも、感受性の違いで、この違いを大きく感じてしまう人もいるわけです。

そして、現代をややこしくしているのは、帰宅してからのゲーム、SNS例えばLINEなどの世界。そこでの人間関係に疲れてしまう。

中学生の心はとても繊細で、その繊細さは多くの場合素敵なものなのですが、疲弊しやすいのも事実です。自我がどこにあるのか手探り状態の場合は、防御の仕方も知りません。

そんな中で迎える中間テスト

心が、ぐらぐらと揺れ、何が何だかわからないうちに終わった4月を終え、気が付いたらゴールデンウイーク。何日も休んで少しゆっくりできたと思ったら、いよいよ本格的な活動へ。この変化の波をなんとかくぐろうとする丁度その時に迎える中間テスト。

家では、どんなフォローをしているでしょうか?

塾にお任せ、という場合も多いでしょう。でも、もし、自分でも何かをしたいと思っているお母さんがいらっしゃるとしたら、できることはあります。

テスト準備で親がフォローできること

何をすればいいのかわからないから親と一緒に

特に1年生の場合、「どうすればいいのかわからない!」と生徒自身が途方にくれている場合があります。

教科担当の先生に聞けばいい?その通りなのですが、1年生にとってそれほど親しくない先生、しかも5教科だけでも5人の先生がいるわけで、聞き回る勇気のある生徒はそうそういません。

実際は何を聞いたらいいのかさえわからない生徒がほとんどです。

そこで、親の登場です。いっしょに勉強しましょう。中学生と言ってもまだまだ子どもです。

自分の経験を話してリラックスさせてあげるのもいいですね。一つの方法でしょう。

さらのおすすめ

  1. 全教科、教科書を一緒に読んで確認する。何回も。最低でも、すべての文字を正確ですらすら読めるようになるまで。
  2. 可能なら、暗記できる部分は暗記。英語は特に。親もごいっしょに。頑張れ!っていうだけじゃなく。
  3. 国語の音読は丁寧に。音読ができるかできないか、漢字が読めるかは、入試にも直結。スピードアップして読んでくださいね。こうすることで脳はフル回転します。そして、漢字チェック。必ずやってくださいね♪
  4. 数学は、教科書を読むだけでなく、問題を一緒に解きましょう。基本的な計算がきちんとできるかチェックしてみてくださいね。

数学の前に算数チェックも忘れずに。

  • 分数を一緒に解いてみてください。
  • 数字が大きい引き算をやってみてください。
  • 小数点の位取りが正確にできているか確認してみてください。足し算、引き算、掛け算、割り算全部チェック!

これができないと、マイナスの計算が出てくる数学は・・・できるわけがありませんね。

ぜひご家族で楽しみながら苦しみながらやってみませんか?

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